チーフアカウンタントとは何でしょうか。 知人に全ての企業が雇わなければいけないと聞いたのですが、本当でしょうか。
チーフアカウンタントとはベトナムにおける会計に関する資格であり、全ての外国企業はこの資格を保持する者を置く義務があります。 ただし、免除規定があったり、外部委託が可能になっているので必ずしも雇う必要はございません。下記に詳細をまとめましたのでご確認ください。 〇チーフアカウンタントとは ・企業の会計に責任を負い、決算書や銀行口座開設の書類に署名をする ・資格としては条件を満たしていれば難易度は高くない。 ①会計の大学や専門学校を卒業しており、②2年以上の経理の実務経験があれば、専門学校で半年ほどのコースを受講したのち資格試験を受けることができる。 〇チーフアカウンタントを雇う必要のある企業 ・基本的には全ての外国企業が雇う必要があります。 ・ただし、設立初年度は不要となります。その場合、初年度は銀行口座の開設等のために「会計業務担当者」を指名する必要があります。こちらに関しては特に資格は不要なので、実務上どなたでも氏名をすることが可能です。 ・下記に該当する零細企業はチーフアカウンタントの雇用義務が免除されます。 1.農業、林業、水産養殖の分野における零細企業。 社会保険に加入する従業員の平均年間人数が10人を超えない、年間の総収入が30億ドンを超えない、または年間の総資本が30億ドンを超えない産業および建設業。 2,社会保険に加入する従業員の平均年間人数が10人を超えない、年間の総収入が100億ドンを超えない、または年間の総資本が30億ドンを超えない、商取引およびサービスの分野の零細企業。 〇資格取得方法 ・ 会計の大学や専門学校を卒業し、2年以上の実務経験を持っているという条件を満たしたうえで、試験に合格をする必要があります。 ・資格難易度は高くなく、仮に試験に落ちたとしても何度でも再受験が可能なので、条件さえ満たしていれば合格は比較的容易であると言えます。 〇外部委託 ・ チーフ・アカウンタントは直接雇用するだけではなく、弊社のような会計事務所に委託することもできます(会計法56 条)。この場合は会計事務所のチーフアカウンタントが実際に業務を行うのではなく、名義貸しのような形になります。 ・近年、チーフアカウンタントの採用費が上昇しており、コストの面から、会社が小さいうちは外部委託を使用する日本企業が多くなっています。
個別具体的な状況については、専門家への相談をおすすめします。ベトナムにおける会計の実務に精通した専門家が、貴社の状況に合わせて回答いたします。
